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★Q&A   =生コン・セメント編=
 
質問1. 普通の生コンとモルタルってどう違うの?
回答→ ・モルタルはセメント・細骨材(砂)・水を練り混ぜた材料。

・仕上げ用・下地用・貼り付け用・保護用・その他用途は広い。
(セメントモルタルとも言う)

・これに粗骨材(砂利)を加えると生コンになる。

セメントペースト
セメント
 
モルタル
セメント
細骨材(砂)
 
コンクリート
セメント
細骨材(砂)
粗骨材(砂利)
 
(重量比)
↑ 混和剤

・ポンプ車のホースのすべりをよくするために最初に流したりもする。

【参考】ポンプ車…構造体部分を生コンクリートにて打設する時に、
    専用の圧送ポンプにて各ゼネコンが施工する。

      ・ピストン式ポンプ車
      ・スクイズ式ポンプ車
質問2  生コンの強度って?
回答→ 例:18−18−20の場合、

・18→強度…(ふつう、圧縮強度のことをさす)

1mm2(平方ミリメートル)あたり18N(ニュートン)迄の圧力に耐えられる。(1cm2当たりだと180kg)

・18→スランプ…
軟らかさを表す。スランプが大きい程軟らかい。(単位はcm)

・20→粗骨材(砂利)の大きさ…
20mm (正確には粗骨材の最大寸法)

【粗骨材の最大寸法】
質量で90%以上が通るふるいのうち、最小寸法のふるいで表示される寸法

→25mmのふるい→100%通過
20mmのふるい→92%通過
15mmのふるい→85%通過

・90%以上通過するのは20mmのふるいだから、この粗骨材の最大寸法は20mmとなる。
豆知識 ?豆知識
【N(ニュートン)の話…】

★新計量法実施.  国際単位系(SI)へ…
●換算表●
N/mm2
kgf /mm2
kgf /cm2
1
0.102×1
0.102×100
9.81
1
1×100
9.81×0.01
1×0.01
1

1993年11月1日に制定された新計量法によってJIS単位から国際共通のSI単位に変わることが決定し、一部の重力単位系は徐々に移行していった。 
↓
↓
N(ニュートン)は力の単位を表す。
・1kg重(kgf)≒9.80665…
≒9.807N
・1N≒0.10197162…
≒0.102kgf
↓
↓
※コンクリートの強度の単位は従来「kgf/cm2」だったので「N/cm2」では?と思うが、鉄筋などを使う関係上、鋼材と同じ単位「N/mm2」をJISやコンクリートの標準示方書で規定。

※換算する時の係数は必要に応じた有効数字の桁数を用いる
→ここでの換算表は有効数字3桁9.81(鉄筋などの単重計算は有効数字3桁の為)

→「240kgf/cm2はおよそ何N/mm2か?」と単純に概略値を知るだけなら…

変 換 単 位 概 略 換 算
kgf/cm2→N/mm2 数値を10で割る
N/mm2→kgf/cm2 数値に10をかける
 
質問3. スランプってどうやって測るの?
回答→ 生コンクリートの軟らかさを表す用語。(単位はcm)

上に引き上げる
スランプの測り方
スランプの測り方


図のようなスランプコーンを引き上げた直後に、中に詰めてあった生コンクリートの頂部がどのくらい下がるか、その高低差(cm)をいう。
↓
↓
スランプが大きい程、高低差が大きい、すなわち頂部の下がりが大きいので
軟らかいということになる。

一般には…、
・建築物用(ビル等)→スランプが15〜18cm程度の軟らかいコンクリート
・土木構造物用→スランプが5〜12cm程度の比較的硬いコンクリートを使用


※スランプフロー
・スランプコーンを引き上げた後の水平の広がりをいう。
水中・海中工事に等に用いられる、流動性に富んだ水中不分離性コンクリート等の軟らかさの評価に活用されている。

・高流動コンクリートにおいてはフロー値で結果を測定。
図のように「A×B」 で表す。
例)建築構造物だいたい60〜65cm
Bcm スランプフロースランプフロー
 
スランプフロー
Acm

 
質問4. セメントは乾くと固まるの?
回答→ 乾いて、水分が蒸発して固まるのではない。実は水が必要。
↓
↓
セメントは水と化学的な反応(水和反応)を起こして
それ自身が固まることにより、骨材を結びつける。

水和反応によって硬化するセメントを「水硬性セメント」
大気中の二酸化炭素を吸って空気中でしか硬化できないセメントを「気硬性セメント」
現在、一般に用いられているのは「水硬性セメント」

●水で練ったセメント(セメントペースト)は初めは軟らかく、
自由に形を変えられる流動性を持っているが時間が経つに
つれて流動性がなくなり、固くなっていく。
↓
↓
それは、水和反応が生じた結果生成された水和物が、どんどん粒子相互を結び付け流動性を徐々に低下させていくため。(凝結)
さらに時間が経過するとセメント粒子の間が水和物で充填され、いわゆる硬化が進んでいく。

セメントが完全に水和すると、セメントと水の混合物の圧縮強さは1mm2当たり300N(3000kg重)の力に耐えられる強さに到達すると考えられている。

・セメントが完全に水和するのに必要な水分→セメント重量の約25%
 
質問5. 生コンクリート(フレッシュコンクリート)って?
回答→ 練り混ぜてから凝結の始まるころまでのコンクリートのことをいう。

運搬、打ち込み、締固めなどの作業の対象となるころのコンクリートが「フレッシュコンクリート」で「まだ固まらないコンクリート」という意味。

コンクリートもフレッシュコンクリートの段階での扱いが、その後の性質に大きな影響を及ぼす、むしろ決定するといってもいいほどである。

※基本的に90分以内に荷卸しができるように運ばなければならないと決められている。

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