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セメントペーストだけでも十分な強度が得られるが、セメントペーストには、乾燥による収縮が極めて大きいという性質があるため。
ペーストだけで構造物を作ったりすれば…
→収縮に伴うひび割れがおびただしく発生。
→中に鉄筋があれば錆びたりする。
とても長持ちする構造物にはできない。骨材も乾けば多少は収縮するが、ペーストに比べればその収縮量は極めてわずか。
骨材を入れることによってコンクリート全体の収縮量を小さくして、ひび割れの発生をできるだけ抑えようとしているのである。
他に経済的な理由もある。
コンクリートを生成する材料の中で一番高価なのはセメント。
骨材を入れることで、その分セメント量を少なくできるので経済的。
たいていのコンクリートは容積にして7割程度の骨材が入っている。 |