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コンクリート製のゴミ焼却炉や耐火コンクリート板が普及しているくらいですから、コンクリートはかなり火や熱に強いと言えます。
当然コンクリートの厚さ、用いる骨材の種類(膨張率の違い)、鉄筋量、セメント量等によって耐火性能は異なります。
一般的なコンクリートは約400℃まで加熱しても、圧縮強度に影響はないと言われています。
JISに定められた建築構造部材の耐火試験による合格の判定基準
1. |
加熱中、耐火上、向上強度上有害と認められる変形・破壊・脱落の変化を生じないこと。
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2. |
加熱中、壁・床・屋根は火災を通すようなひび割れがはいらないこと。
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3. |
壁・床は加熱面の反対側の裏面温度が260℃(木材が燃焼する温度)を越えないこと。
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4. |
鋼材の温度は鉄筋コンクリート造の場合、柱・はりは500℃以上、床・屋根・壁は550℃以下であること。
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安山岩や玄武岩、頁岩(けつがん)を焼成してつくる人工軽量骨材等、耐火性の高い骨材を用いる事によってコンクリートはより耐火的な構造になります。 |